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SEA/J講師研究会開催レポート
(2025年度オンサイト開催)
2025年8月20日(水)にオンサイトとしては昨年に続き第二回目となる講師研究会を開催しました。
アカデミー認定校から5名、一般認定校から6名、JNSA教育部会から7名参加を頂きました。研究会終了後は屋上のラウンジで懇親交流会を開催し、それぞれ立場の違う方々の間でコミュニケーションを深めることができました。
今年の研究会は、サイバーセキュリティの現場で起きていることの情報提供と、セキュリティの根底として重要な情報リテラシーについてテーマとしました。
まずは、「SEAJテキストで解説するセキュリティ知識は実社会でどう役立つのか?」というテーマで、最先端のサイバーセキュリティの現場で従事しているJNSA教育部会のメンバーから、テキストからいくいつかを抜粋しての解説と、その内容として現場では実際にどのようなことが起きているのかを講義して頂きました。メンバーはSEA/Jのテキスト改訂を担っていることもあり、先生方が授業などで学生に提供できる内容となりました。
「情報リテラシー」については、株式会社ラックがセキュリティ啓発活動の一環として、子供たちを中心に実施しているカードゲーム「リテらっこ」の体験を通しながら、リテラシーについて参加者の意見交換が活発に行われました。
【研究会】
●最初に、JNSA教育部会情報セキュリティ教育実証WGリーダー垣内様(Microsoft Corporation)から改定を実施した基礎編テキストおよび試験の概要と、これまでに頂戴したフィードバックを基にした今後の改善予定について説明がありました。
※動画視聴はYouTubeに遷移します。
資料ダウンロード:基礎編テキストおよび試験の改訂について
●「SEA/Jテキストで解説するセキュリティ知識は実社会でどう役立つのか?」
①:テキストの5章(ネットワークセキュリティ)や7章(アクセスコントロール)にて解説する知識について、「適切に対策しなかったことで実社会ではどのようなインシデント被害に繋がってしまったのか?」の解説と、これらに関係する話題として「適切なセキュリティ対 策をしていた“はず”が・・・・サイバーリスクから学ぶ」というテーマで実際の現場で起きていることについて講演して頂きました。
講師:齋藤実成 株式会社ラック デジタルペンテスト部
グループマネージャー兼チーフセキュリティコンサルタント
CISSP、情報処理安全確保支援士(登録番号:018732)
※動画視聴はYouTubeに遷移します。
②:引き続き8章(ソフトウェア脆弱性)にて解説する知識について、「近年におけるソフトウェアの脆弱性と対応しなかった時のリスク」を事例中心に講演していただきました。
講師:和田明利 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
セキュリティビジネス本部
※動画視聴はYouTubeに遷移します。
資料ダウンロード:~ソフトウェアの脆弱性における脅威を事例から学ぶ~
③:最後に、9章(マルウェア)で解説する内容から、マルウェアの中で毎年変革を続けるランサムウェアについて、事例をもとに最近の動向を解説し、具体的な攻撃手口の解説や、攻撃を受けてしまった企業側の対応などについて講演していただきました。
講師:玉川宏志 沖電気工業株 式会社
システム本部情報セキュリティ推進部(OKI-CSIRT)
CISSP、情報処理安全確保支援士(登録番号:006840)
※動画視聴はYouTubeに遷移します。
資料ダウンロード:~最近のランサムウェア動向について学ぶ~
以上3つの講演については、先生方として授業時に使って頂ける価値ある内容だとおもいます。
※本動画を授業等でそのまま利用して頂くことも可能です。
●研究会最後のパートは「情報リテラシー」についてです。
AIを含めた様々な技術革新によって情報を取り扱う上での「当たり前」が大きく変化しています。セキュリティのスキルアップ学習は当然ながら重要ですが、その根底となる情報リテラシーについては議論が置き去りになりがちです。企業においてもリテラシーの課題はますます複雑化してきて教育に苦慮しています。学生が社会人になったときに、当たり前の素養として要求される情報リテラシー。授業ではなかなか取り入れることは難しいかもしれませんが、話題として時々触れて頂けると良いかもしれません。
カードゲーム「リテらっこ」の演習を参加者で体験して頂きました。
講師:尾方佑三子 株式会社ラック ICT利用環境啓発支援室室長
※動画視聴はYouTubeに遷移します。
資料ダウンロード:情報リテラシーについて
カードゲームの演習のため、講師の最初のレクチャーのみの動画となります。
詳細は下記をご覧ください。(ラックのホームページ)
●最後に、SEA/Jの下村代表理事(JNSA事務局長)から閉会の挨拶です。下村氏は2000年にJNSAを立ち上げ、日本のセキュリティ業界や国関連のプロジェクト等に長年寄与されています。SEA/J設立当時のことや、これからのセキュリティ人材育成に対する期待などの話がありました。
これで研究会の全セッション終了です。
尚、今回は参加者へのおみやげとして2つを準備しました。

右はSEA/Jのノベルティ。人気の高いプリングルス サワークリーム。
左は、研究会会場を提供頂いた株式会社ラックから同社の金融犯罪対策センター執筆の書籍を頂戴しました。一般の方向けにサイバー犯罪・金融犯罪における詐欺について手口や被害者がだまされる心理の仕組みを分かり易く解説したものです。
▼ 発行元技術評論社 サイト
https://gihyo.jp/book/2025/978-4-297-14728-0
▼ Amazon
【懇親交流会】
株式会社ラックの24F屋上のラウンジで開催しました。
ラック社24F屋上には足湯があり、国会議事堂や議員会館、皇居など、東京の景色が一望できます。
アカデミー認定校の先生方と業界実務者とのコミュニケーションの場となり、リラックスした中でたくさんの情報交換ができました。

今年も美味しい料理がたくさん並びました!
屋上ラウンジの足湯です。


JNSAメンバー、先生方、教育事業者の方々の間で、時間も忘れて会話が弾みます。
尚、今回は、懇親会場を準備頂いた株式会社ラックの人事部関係の方々にも参加頂きました。セキュリティ領域は技術者にとってハードルは高いかもしれません。しかし、キャリアとしては魅力が高い分野です。企業が求める人材、学校側としての期待など、多様な意見交換が行われました。
講師研究会の目的は先生方のスキルアップはもちろんですが、SEA/Jとしては先生方と企業のセキュリティ現場に携わる実務者のコミュニケーション強化もとても重要な目的です。これは、他の資格運営団体ではなかなかできません。
SEA/Jとしてはこのような交流の機会を増やしていく予定です。お互いの現場の実態を知ることからセキュリティ人材の教育レベルアップと人材育成の加速を目指していきたいと思います。
(最後に)
いま社会で起きていること、これから社会に出て求められることなど、先生方のサジェスチョンが学生の成長を促進させるポイントだと考えています。オンサイトでの研究会は単なる勉強の場としてよりも、交流の場として先生方のお役に立てると確信しています。来年はアカデミー認定校全校からの参加を是非とも期待しております!!





