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イベント

SEA/J CTF for Students 2026 開催レポート

アカデミー認定校の学生を対象にCTF第四回大会を8月5日に開催しました。
競技時間は朝10時から夕方5時までの7時間にわたる、長丁場の本格的なCTF競技大会です。

参加者116名(41チーム)が腕を競いました。

今回も、すべてのチームが対象の「オープンクラス部門」と、1年生だけのメンバーで構成されたチームが対象の「フレッシュマンクラス部門」の2つを設けました。
学習を始めて間もない1年生にとって、CTFはハードルの高い競技かもしれませんが、セキュリティに興味を持ってもらうとともに優勝のチャンスが生まれる企画としています。

【競技結果】

※1,2位は到達時間の差で順位が決まりました。
3位までのチームは全問正解しました!

<入賞チーム>
                      学校名         チーム名                   グロススコア        FirstPointスコア      合計スコア

◆A部門/オープンクラス​

 優勝 北海道情報専門学校  :Grinning Face with Sweat:        6050                        600                       6650​​

  2位  北海道情報専門学校       gidora                 6050                        600                       6650​​

  3位  KCS大分情報専門学校    AntiGraphic                  6050                         60                        6110 

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◆​B部門/フレッシュマンクラス​

 優勝 宮崎情報ビジネス専門学校   Mangoverflow               5750                         0                         5750 

第四回大会は、これまで以上にハイレベルな戦いとなりました。

競技序盤から2チームが抜け出し、その後も激しい首位争いが続きました。
最終的には3チームが全問正解を達成し、クリアタイムの差によって順位が決定するという接戦となりました。

上位入賞チーム以外も非常に健闘し、多くのチームが昨年と比べて約2倍のペースで正解を積み重ねました。
また、10位以内に入ったチームはすべて5,000点を超えるハイスコアを記録しており、終盤まで順位が大きく入れ替わる見応えのある展開となりました。

大会全体の結果を見ると、全チームの平均正解率は58%と、昨年の38%を大きく上回りました。
問題の難易度は昨年と同程度に設定していたため、主催者としてはうれしい誤算といえる結果でした。

要因の一つとして、CTFという競技そのものが徐々に定着してきたことが挙げられます。
実際に、昨年や一昨年の大会にも参加していたメンバーを含むチームは比較的上位に入賞しており、競技の進め方や問題へのアプローチ、事前準備などのノウハウが蓄積されていたことが好成績につながったと考えられます。

また、近年急速に進展しているAIの活用も無視できない要素です。
サイバーセキュリティの現場では、すでに「AIを活用する側」と「AIを悪用する側」のせめぎ合いが始まっており、技術者にはAIを効果的に活用する能力も求められています。
SEA/J CTFでは、AIを含む各種ツールや手法の利用を制限しておらず、参加者は自由に活用することができます。
加えて、さまざまな支援ツールの性能向上も、競技レベル全体の底上げに影響していると考えられます。

一方で、AIの進化と普及は当初の想定を上回るスピードで進んでいます。そのため、来年度以降のCTF競技大会におけるAI活用の位置付けやルール整備については、早期に議論を進めていく予定です。

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なお、優勝チームのインタビュー記事は近日公開予定です。ぜひご期待ください!

参加証2026.png

【競技参加者の属性】

参加者グラフ.png

【問題カテゴリ別正解率】

問題カテゴリ別正解率2026.png

下記グラフ 参考:2025年度大会結果

今年は昨年に比較して、フォレンジック、バイナリの正答率が高く、セキュリティ技術としては重要な要素として参加者が準備してきたと想定されます。

【難易度別正解率】

今年の特徴としては、難易度の高い問題に対する正答率が大幅にあがってます。
問題の内容自体は昨年と違いますが、解くためのアプローチや考え方には共通している部分も多く見られました。
また、Webなどで一般公開されているCTF競技や問題チャレンジなどを通じて力を磨いてきた成果かもしれません。

■■アンケート結果からの振り返り■■

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今回も多数の参加者にアンケートの協力を頂戴しました。

※回答は複数回答可の選択肢によるものです。

過去に経験ありの方が徐々に増えてきています。
一方で、今回も1年生の参加も多数あり、セキュリティに興味を持ってもらうことで今後の学習モチベーション向上に期待がされます。
また、例年と同じく、セキュリティに関係する学科以外の参加も多く、CTFという競技がIT系全般の学生に浸透していく傾向にあります。

下記参考:2025年度大会結果

全体の傾向としては、過去の大会とほぼ同じ結果となりました。
問題構成の全体の難易度も昨年とほぼ同じ設定をしていました。

全体の正答率は昨年と比較して高くなりましたが、参加者が感じる難易度としては同じだったようです。
また、高難度の問題にチャレンジしたチームが多かったのは好ましい傾向と考えています。

前述の難易度の質問では、ほとんどの参加者が「難しい・・・」と感じていたようですが、実はとても楽しんでもらえたようです。
今年も、「難しい」=「楽しくない」ということではないと証明されました。
技術者に限らないと思いますが、手強いものほどチャレンジすると楽しい感情は沸いてきますね。

実社会に出ると、「難しい」ことがたくさん起きてきます。
CTF競技と同じように、それを楽しんで乗り越えてもらえると嬉しいです。

チームや個人にとって、得手/不得手を探る質問です。
カテゴリ別の正解率と比較すると、手に負えない領域の問題が正解できなかったわけではないといえます。
おそらく、そのカテゴリ内の問題によって違いがあるかと思います。
また、チーム戦ですので、メンバー内で得意な領域などを分担してチャレンジした可能性も考えられます。

SEA/JはJNSAと協力関係にあります。
JNSAのSECCONについては、是非ともSEA/J CTF大会経験者にチャレンジして欲しいと願っています。

今回は、全体の正答率が大幅に上がりました。参加者の皆さんの事前の努力が報われたと思います。

難易度の高いCTFの問題作成は大変です。
まずは易しい問題から作成してみるのはいかがでしょうか?

学習しているテーマについて、「もしも、これをCTFの問題にするとしたら・・・」などと息抜きとして考えてみるのも良いかもしれません。
クイズをつくる感覚でしたら良いアイデアが浮かぶこともあります。
SEA/Jでは、「作問コンテスト」の企画を検討予定です。
興味のある方はぜひ腕を磨いておいてください。

楽しみながら、悩んで、考えて、調査して、試行錯誤して、チームメンバーと議論して、、、競技中にはいろいろな事が起きたと思います。
このような積み重ねが、スキルアップにつながっていくのではないでしょうか。

SEA/Jはセキュリティ認定資格の運営団体です。
事業の根底は、セキュリティ人材を多数輩出し、多くの方々のセキュリティスキルアップにより社会貢献することが目的です。
CTF大会はこれから社会で活躍する学生に対して、学生を社会に輩出する学校に対して、また先生方への強力な支援策です。 

今回残念な結果に終わった方、参加できなかった方、来年度のチャレンジをお待ちしています!!

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最後に、競技実施に第一回大会から協力を頂いている、株式会社ラック セキュリティアカデミー藤原様より下記のコメントを頂戴しました。

=======以下、藤原様のコメント=======================
皆さん、おつかれさまでした!CTF初参加の方もいれば経験者の方もおり、参加目的も「まずは学んでみたい」という方から「上位入賞を目指したい」という方まで様々だったと思います。
今回のアンケートからは、多くの参加者が大会を楽しみ、スキルアップにつながったと感じていることがうかがえ、問題提供者として大変嬉しく思います。

CTFは、限られた時間の中で手がかりを集め、仮説を立て、検証を繰り返しながら答えへたどり着く訓練の場です。
その過程で技術力だけでなく、「問題解決力」や「発想力」といった力も鍛えられます。これらはセキュリティ分野に限らず、実際の業務や研究の現場でも求められる重要な基礎体力です。

今回の成績を見ると、昨年度と比較して非常に短時間で全問を解答したチームも見受けられました。生成AIを効果的に活用したものと推測しています。
近年はセキュリティ業務においてもAIや各種ツールを”活用する力”が重要になってきており、それ自体も一つの能力と言えるでしょう。一方で、得られた情報の妥当性を判断する力、本質を理解する力、そして他者に分かりやすく説明する力は、AI時代になっても変わらず求められます。

今後もCTFに参加する機会があれば、「何のために取り組むのか」を意識しながら挑戦してみてください。
順位や得点だけでなく、その過程で得られる経験や学びが皆さんの大きな財産になるはずです。
今回の経験を糧に、ぜひ継続してセキュリティを学び、成長を続けていただければと思います。

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【IT系専門学校の皆様へ】

認定資格の運営事業者としてはこのようなイベント開催を実現出来ている団体は少ないと思います。
SEA/JはCTF競技大会だけでなく、認定講師研究会や交流会など、先生方への支援策もたくさん実施中です。
これを機会に、SEA/Jアカデミー認定校への参加を是非ともご検討ください。
詳細は事務局までお問合せください。https://www.sea-j.net/contact


​SEA/J CTF大会は来年度も開催します!
皆さん、ぜひチャレンジしてください!お待ちしています!!!
                                 SEA/J 事務局一同

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